手作りピザ窯・修復 ― 2018/02/22 23:17
昨日、ピザ窯アーチ部分の型の製作中に
ぶつけて壊してしまった2段積みの部分を修復しました
1昨日積み上げたもので24時間ほど経過していたのにもかかわらず
当たっただけで剥がれてしまったのが???でしたので
調べてみました
☆耐火セメントの硬化時間
・気温20度以上なら24時間ぐらい
→最高気温が10℃にとどくかどうかのこの頃
24時間後では完全に硬化しておらず
ちょっとした力で剥がれる可能性大
※剥がれたセメントは、あくる日にはしっかり固まっていたので
48時間おけば大丈夫と思われる
☆施工方法
①耐火セメントは水と反応し固まるので、
施工直前に耐火レンガを十分濡らしておいた方がよい
→耐火レンガは水をどんどん吸っていくので
しっかり濡らさないと耐火セメントから硬化のための水分を抜き取ってしまう
※耐火レンガを濡らさない方がよいのは
・耐火モルタルを使うとき→耐火モルタルは早く乾燥させたい
・実際に窯として使うとき→十分温度が上がらない
→濡れていると水蒸気爆発により窯が破損する恐れ
②耐火セメントに水を加え攪拌した後30分以内に使用する
→耐火セメントは
耐火性の大きな軽量骨材に
アルミナセメント(ボーキサイトと石灰石から作られるセメント)を配合したもので
水との反応時間の関係で30分以内に使う必要がある
どれをとっても
今回の失敗の原因になったと考えられます
良い経験でした!